エクセルシア盛岡中央高校デジタルブック
145/174

News&Topics2016 - 20179 6Exchange Student from Japan Foundation, Heart to Heart program心連心“CHUO”の学校生活で感じることWhat I learn from Japanese School Life曹 源CAO Yuan : Student 日本の高校へ来て、最も印象に残ったことは学習の点だ。日本の高校においては、教科の種類が様々ある。例えば、数学は数Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、A、Bに分かれ、英語はコ英と英表に分かれている。中国ではない教科、家庭科、保健などもある。家庭と保健の授業では、日常生活を送るために必要となる知識を勉強することができる。中国ではただ試験に向け、知識しか学習しない。教科の種類が多いため、毎日の授業の時間はそんなに長くないものの、知識の量は少ないわけではないということだ。毎日の下校時間は中国に比べ早い。そのため、部活に参加する人のほか、塾に通っている人もたくさんいる。学校での放課後講座に参加している人もいる。勉強したい人は自分で選んで勉強するということは日本の高校生にとって幸せなことだと思う。 日本の部活に参加すると、中国の部活はどれだけ有名無実かと初めて分かった。日本の高校生にとって、部活は行きたくなければ行かないでいい場所ではない。みんなが責任感を持って自分の目標に向かって走っている。部活の中で体育会系の人気は非常に高く、どんなに寒い日でも、真剣に練習している人の姿を見られる。私も剣道部に参加することにした。毎日竹刀を振るう瞬間、充実した青春を送っている実感が湧く。 クラスメイトのみんなはとても親切で、何か分からないところがあれば、彼らは丁寧に教えてくれる、しかし親しい友達になるのはそんなに簡単なことではない。大体は表面的な薄い付き合いにとどまっている。特に外国からの転校生にとしては、クラスメイトは各々の仲良しグループがあり、そこに入るのは容易ではない。 とにかくちょっと寂しいが、毎日充実して楽しく過ごしている。曹 源(CAO Yuan)君曹君は1999年生まれの17歳(2月現在)です。母国の中華人民共和国 河南省実験中學(高校)に在学中、心連心プログラムに応募し、現在は盛岡中央高校の2年生とともに勉強しています。クラスメートとも打ち解け、日常会話などを通じて日本語を学び、今ではとても上手に話します。因みに英語も得意で、母国では10年以上勉強してきたそうです。身長は183センチと長身。趣味は映画観賞と絵を描くこと。岩手出身の画家の絵にも是非接していってくださいね。EXCELSIOR vol.18143

元のページ  ../index.html#145

このブックを見る