エクセルシア盛岡中央高校デジタルブック Vol.20
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を始めると、サッカーをするをうちにだんだんと何を話そうかと考えて話すのではなく、思ったことを叫ぶ、というような感じで英語を口にすることに慣れていきました。その後、サッカーやボウリング、スカッシュなど様々なスポーツをするうちに、完璧な英語である必要なんてないんだ、と思えるようになり、臆せず自分から話しかけることができるようになり、沢山の友達ができました。また、いろいろな国の友達ができたことで、「彼らともっとおかしな話や先生の悪口や好きな子の話、そんないろいろなことを話したい、そんな話をするためのツールとして英語を使いたい、だから英語をもっと勉強しよう」という自分の中での英語を学ぶ理由を見つけることができました。 また、アデレードでの生活では、公共施設の少なさや、改札のない駅、取りたい授業を選択して学べる授業、価格設定の違い、5時には全てのお店が閉まるショッピングモー 私は2018年の1月から4月までオーストラリア・アデレードで1ターム留学をしてきました。 留学の当初の目的は、語学力の向上、異文化理解を深めること、そして新たな自身の課題発見の3つを掲げていました。しかし留学前、私は自分の英語力に自信がなく、またどうして自分は英語を勉強するのか、私の中で英語を学ぶ理由をうまく見い出せていませんでした。 アデレードでの最初の2週間は英語でコミニュケーションをとることに対して自信がなく、なかなか自分から話しかけることができなかったこともあり友達もできず、少し辛い時間を過ごしました。しかし、同じ授業をとっていた中国から来た留学生の男の子に誘われて放課後にサッカール、学校での人種差別など、様々な日本との違いを痛感し、日本の生活の自由と不自由、私たち生活がどれほど恵まれているのか、治安の違い、肌の色によって判断される序列など、日本では経験することのできない世界の一端を知ることができました。 1タームという短い期間では自分が思っていたほど英語力を伸ばすことはできませんでしたが、日本では経験できない様々なことを経験することができました。きっと今の時代、どこでどのように働くにしても、大きく成功するためには世界で求められることをする必要があるのだと思います。なので、今後の学生生活で臆することなく沢山のことに挑戦していき、世界で求められることとは何かを見つけ、求められる仕事ができる人になる、そのきっかけにこの留学がなるように頑張っていきたいと思います。3-month Study Abroad ProgramLearning English, trying cross cultural commmunication3カ月留学プログラム ~オーストラリア・アデレード~ 英語の苦手意識を克服、コミュニケーションに挑戦Importance ofEnglishTakeru Atobe跡部 叫 SZコース2年 英語の大切さEXCELSIOR vol.2074

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