エクセルシアVol.21
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模擬国連に参加 また、グループワークの授業が多かったです。「自分で考えて自分の意見を発表する」というような日本人が苦手としていることをやっていました。日本人は主張することが苦手な人が多く、グループワークの授業が少ないように感じます。このような授業を増やすことで自分の意見を主張することへの恐怖心がなくなるのではないかと考えます。日本では、先生が教科書の内容を詳しく教えるような授業が多く、自分で考えるということがあまりありません。自分で考えることで、発想力や好奇心などが養われると思います。このようなことから、グループワークの授業を増やすべきだと思います。 SJI高校で行われた模擬国連MUNにオブザーバーとして参加しました。MUNは生徒主体で開催され、レベルの高いものでした。各自担当の国が決まっていて、その国の立場になって討論していました。メモなどをまわして違う国とやり取りをし、交渉をしながら最終的にグループで意見を発表していました。世界のことをとても理解しているからこそできるものだと感じました。私は世界の状況や貿易問題についてあまり詳しく理解していないので、もっと世界の課題について勉強しなければならないと感じました。最近は海外でのデモのニュースをよく目にするので、もっと詳しく調べてみたいと思います。ハイテク教育とタブレット これらのことから、シンガポールの教育は日本で行っていないことが多くありました。日本では、英語の授業が小学校でも必修科目になってきていますが、もっと英語に力をいれていくべきだと思います。2020年には東京オリンピックが開催され、日本に多くの外国人観光客が訪れます。このこともあり、世界共通言語である英語が今後必ず必要になってきます。また、バイリンガルの人材を増やしていくことで、シンガポールのように経済成長も進んでいくと考えます。やはりハイテク教育は今後必要になってくると思います。タブレットなどを使った授業に反対の声もありますが、そうしていかないと世界の教育についていけなくなると思います。確かに授業中にいじってしまうのではないかと考える人もいると思います。ですが、タブレットなどを使うことで養われる力は多くあります。より良い人材を育てることが今後の日本にとって大きな利益になると考えます。例えば、英語が話せることで世界と繋がれる機会が多くなり、日本が世界に進出するきっかけを作ることができたり、コンピューター技術に長けていることで、IT企業などに勤めるエリートな人材を生み出すことができたりすると思います。このようなことが実現できれば、日本の経済はもっと良くなるのではないかと考えます。バイリンガルが当たり前 また、シンガポール観光もしました。シンガポールの街はすごくきれいでした。理由としては電車の中を汚さないために、車内では飲食禁止だったり、日本よりごみ箱の数が多かったりしました。 また、有名なマリーナベイサンズやマーライオンを見ることができて良かったです。世界三大がっかりと言われていますが、全くそんなことはなくすごくきれいで感動しました。シンガポールの中華街であるチャイナタウンにも行けてとても楽しかったです。ホストファミリーもすごく優しくて、私の下手な英語でも最後まできいてくれたり、分かりやすくゆっくり話してくれたりと本当にすてきな家族でした。たくさん買い物にも連れていってくれて充実した生活をおくれました。ホストファミリーにはとても感謝しています。いつかまたシンガポールに行って会いたいと思いました。 研究テーマを設定して、現地で学んでみて思ったことは、私が想像していたよりもシンガポールの教育は発展していたことに驚きました。やはり教育への意識が国として高いなと感じました。学生の頃からパソコンを使いこなすことや英語と母国語を学ぶことなど、グローバル化が日本より進んでいました。バイリンガルであるのが当たり前だという時点で、日本と大きく違っていると思いました。より高度な英語力を また、今回感じたことはやはり自分の英語力の低さを痛感しました。聞き取れなかったり、言いたいことが言えなかったりと能力の低さをすごく感じました。私は、将来的に英語を何の不自由なく話せるくらいの能力を身につけたいと思っているので、もっと勉強をしなければと刺激を受けました。基本的な勉強に立ち返り、もっと頑張っていかなければならないと思いました。また、MUNに参加して、世界の現状をもっと学んでいかなければならないと感じました。最近では海外でのデモや日韓関係などの問題について、姉妹校で行われていた模擬国連の様子EXCELSIOR vol.2174

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