エクセルシアVol.21
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NEWS & TOPICS 2019年9月、盛岡中央高等学校サッカー部は、選手育成、チーム力強化を目的に、アルゼンチン、ブエノスアイレスに所在する同校姉妹校コレジオ・ワードの協力を得て、2週間の強化合宿、親善試合を行った。◆主なプログラム内容◇姉妹校コレジオ・ワード生との交流会、コレジオ・ワードの吹奏楽団によるコンサート◇日本人・日本語学校、日亜学院への体育授業参加◇親善試合:クラブ・アスレティコ・エクスカーションニタス ◇チーム・アルマグロ◇クラブ・ラナス・アスレチック◇コレジオ・ワード高校サッカー部◇アルゼンチン一部リーグリバー・プレート対ベレス・サウスフィヨルド戦観戦◇一部リーグ・クラブチーム、ボカ博物館・リバー・プレート博物館訪問◇市内中心部散策ツアー(大統領府・テアトロコロン等)  アルゼンチンで学んだことと文化や環境について1年A2R組 小川口 諒 僕は、今回のアルゼンチン遠征の前にけがをしてしまってせっかくの機会を無駄にしてしまったと思っていたが、見て学ぶことも多く全然無駄ではなかった。そんな僕が学んだこと。 一つ目は、相手の背後から裏へ抜け出すということだ。相手の視界に入っていると反応されやすい。しかし、背後をとることで相手の視覚に入らず反応されにくいということが分かった。それと同時に斜めの動きをすると効果的だと気が付いたし、もしそこにボールが出なかったとしても連続した動きを何度もし、ボールをもらう動きが必要だと思った。僕はFWなのでこの動きは今後意識していかなければならないと感じた。 二つ目は、アルゼンチンの選手は、相手との距離感を手で確認していたことや、相手を背負った状態のとき体を激しくぶつけてボールをキープしていた。僕はこの遠征で距離感も大事なポイントだと思った。それは、相手の距離感を知っておけばプレーの選択も違ってくるからだ。さらに、これは攻撃のときだけではない。守備のときも相手との距離感や間合いを知っておくとボールを奪いやすいと感じた。この動きも今後意識していきたいと感じた。 三つ目は、パス、ドリブル、もらう時の緩急の付け方だ。パスの場合、縦パスは強くグラウンダーで出すこと。ドリブルの場合、持ち運ぶドリブルから急にしかけるドリブルをすること。もらう時も同様に、マークをはがすときアクションを起こしてからもらう時などに緩急の効果が使われているということが分かった。このように、緩急といってもたくさんの緩急の付け方があると学んだ。僕は特にドリブルでの緩急をこれから意識していきたいと思った。 四つ目は、攻守の切り替えの速さだ。僕たちは、アルゼンチンの一部リーグを見に行った。その試合を見て思った。攻守の切り替えの早さがものすごく速くしかも、ファールをすることもなくうまくボールに行っていたのに驚いた。ほかにも球際の強さは、バチバチ行っていてお互い全力で行くことでけがも防げると分かった。また、予測のスピードが速くたくさんの予測の中でもインターセプトの予測がすごいと思った。予測を早くするには、相手のポジションを見ておくことだと分かった。 五つ目は、少ないタッチでどれだけ精度を上げてプレーできるかだ。これは僕たちチームの課題だと思う。ではどのようにしてタッチを減らせばいいのか。それは、ボールが来る前に周りを見ることにつながる。しかもアルゼンチンの選手はボールを持っている時間が短く簡単にフリーな味方にパスをつないでいた。そこも参考にしていきたいと感じた。 六つ目は、スペースをどのように使うかだ。僕たちはせっかくのスペースを消してしまっていたことに築いた。僕たちはボールによっていてしまいスペースを無くしてしまっていて相手が守りやすい陣形に自然となっていた。アルゼンチンの選手ははそうではなく、ひらいてもらおうとしていたことやコートを広く使おうとしていて勉強になった。 七つ目は、高い位置での守備だ。ラヌース戦で、センターラインよりも高い位置でのプレスやセンターラインでの強固な守備ができていたのでいい戦いができたしいColegio Ward’s Football Campアルゼンチン強化合宿19.09高 校EXCELSIOR vol.2188

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