エクセルシアVol.21
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い距離感だったと思った。僕はフォワードなので相手のボランチのコースを消しながらプレスしていけばいいと分かった。 次にアルゼンチンの文化や環境について日本と違うことや学んだこと。 一つ目は、天気の良さだ。アルゼンチンに行ったときアルゼンチンは秋だった。しかし、二週間行って一回も雨が降らず八割がたが快晴だった。朝は少し寒かったが、日中はとても過ごしやすった。 二つ目は、幼い時からボールをけっていてとても親しみの深いスポーツだと分かった。学校の授業や休み時間にコレジオワードの生徒たちはみんなサッカーをしていた。しかも女の子も男の子と混ざってサッカーしていたのにはびっくりした。このようにアルゼンチン人にとってサッカーは文化の一つに見えた。 三つ目は、マテ茶である。アルゼンチン人のほとんどがマテ茶を飲んでいてあの有名なサッカー選手メッシも飲んでいるといわれている。しかもマテ茶には健康にいい成分が入っているので〈飲むサラダ〉といわれている。マテ茶は、容器に茶葉を入れてストローをさしお湯を注ぐのが一般的だが、お土産用にティーパックになって売られているのがあった。このように健康にいい飲み物をとっているからきれいな人やかっこいい人が多いと知った。 四つ目は、休みをしっかり取ることだ。アルゼンチン人は、休む時はしっかり休むのが一般的だった。そのため日曜日のスーパーなどはほとんどが閉まっている。つまり休みを大切にするということは、家族の時間や個人の時間を大切にしているということだと思った。これは日本も参考にしてほしいと思った。 このようにたくさんのことを学ぶことができた。これはだれもができる経験ではないし、しようとしてもできないことだと思う。それを僕たちはできていることそれは必ず今後の財産になると思うしこれからに生かしていかなければならないと思う。それに齊木さんが僕たちに残してくれたメッセージがある。 一つ目は、このプログラムにかかわった人々に感謝することだった。人に感謝することは人から感謝されることだと教えていただいたし、自分もたくさんのことに感謝していきたいと感じた。 二つ目は、このような経験は誰もができることではないし、全国で100人も経験できないと思う。こんな貴重な経験を積んだからには変わっていかなければならないと感じた。 三つ目は、サッカーばかになってはいけないだ。僕たち全員が今後サッカー関係の仕事に就くわけではないから今のうちに世界に目を向けて、世界の状況や知識を積んでほかの仕事についても世の中で生きていけるように情報を取り入れる癖をつけておくということだった。 この話を聞いて、改めて僕たちは恵まれていると知ったしものすごい経験を積んでいると知った。 ファビオには、たくさんの親善試合の交渉や素晴らしいチームとの機会を作ってくれたこともとても感謝している。それにいつも笑顔で雰囲気をよくしてくれていたのでとても練習しやすかった。 べピには、たくさんのトレーニングを教わった中でどれも一つひとつに意味があってどの練習も相手をイメージしながらボールの持ち方や体の向きなどを細かく教えていただいた。どの練習も僕たちのために熱心に指導していただきとても体に染みついた。 サンティーには、試合で最高のパフォーマンスができるように試合前のアップや体の動きを教わった。最初にストレッチを入れてから体感をしてラダーという流れでEXCELSIOR vol.2189

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