エクセルシアVol.21
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NEWS & TOPICS体を温めたり、サッカーテニスといった遊び感覚で体を温めたりたくさんの工夫をしてくれていた。そのおかげでたくさんの親善試合ではいい結果が出せた。 城間さんには、とてもわかりやすい通訳と、僕たちのテンションを上げてくれた。それに、観光やショッピングのときは店員の通訳など僕たちが困らないようにサポートしてくれたのでとても助かった。 この4人には、また会える日を楽しみにしている。 最後に、たくさんの人の支えでこのような経験ができたことを感謝して今後の期待に少しでも応えられるように日々の努力を怠らず頑張っていきたいと強く感じたし、アルゼンチンでお世話になった人々にもいい報告ができるように頑張っていきたいと感じた。 駐日本国中華人民共和国大使館教育部と独立行政法人国際交流基金日中交流センターが2006年度より共同で実施している本事業は、“心と心をつなぐ“をモットーに、「心連心 ハート ツー ハート」というプログラム名称で呼ばれています。1期生から14期生まで442名が参加しており、2019年10月時点で、本事業修了生(卒業生)のうち、193名が日本の大学に進学、日本国内企業に就職したほか、中国国内においても有名大学日本語学科への進学や日本にかかわる業務などに従事するなど日中交流の担い手となって活躍されているとのことです。本事業では、約1年間日本各地の高校で学校生活を送り、周囲の日本人と交流し、実際の日本を体験することで、日本への理解を一層深めてもらうことを目的としています。本校ではこれまでに、第3期生から第5期生、第7期生から第14期生まで11名の受入を実施しています。所属するコースは、まちまちですが、外部模試も受験し優秀な成績で全国トップレベル、岩手県ではナンバーワンという生徒もいます。中国国内で、日本語を学習し厳しい選抜試験を突破してきた諸君ですので、能力、意欲、行動力、どれをとっても最優秀で本校生徒にとって大きな刺激となっているものと思います。 さて、昨年度と本年度、中国の高校生を受け入れている日本側の教員に、「今の中国」を肌で感じてもらうとともに、中国の文化・教育現場の視察や教育関係者との交流を通して、更なる中国への理解の促進、日中両国民の紐帯強化に貢献することを目的として、高校校長訪中事業が実施され、参加してきました。昨年度は、北京市月壇中学校、天津外国語大学附属外国語学校、北京日本大使館を訪問、そして天安門、故宮、万里の長城(慕田峡長城)を見学してきました。東京での壮行会では、第4期生の張亜新さんが参加してくれました。張さんは東大を卒業後東京のボストンコンサルティンググループで活躍されているとのことでした。超一流企業でアメリカでは初任給100万円以上の会社です。天津外国語大学附属外国語学校では、一昨年7月まで本校に留学していた劉謙君さんに会うことができました。中央高校での経験は、大変貴重で人生の大きな転機となったとの言葉にうれしくなりました。周恩来首相の肝いりで創立された学校で超一流校でした。その後表敬訪問した北京大使館では、教え子との邂逅があり大変驚きました。 本年度は、上海市工商外国語学校、蘇州外国語大学附属外国語学校、そして姉妹校である复旦大附属中学、日本総領事館を訪問してきました。上海市工商外国語学校は上海唯一の外国語を冠する国家級重点中等職業学校でビジネス日本語専科を有しており、日本との交流にとても積極的で日本への修学旅行も毎年実施している学校で「心連心:中国高校生長期招へい事業」について     校長 千葉 研二19.10夏晗君と再会EXCELSIOR vol.2190

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